<商標>「中原中也」の出願拒否 特許庁(毎日新聞)

 山口市が申請していた「中原中也」の商標登録出願について、特許庁は25日までに却下を通知した。併せて、東京の貸金業者が高杉晋作ら3人の名前を商標登録したことに対し、山口県萩市が行った異議申し立てを認め、登録を取り消した。両市とも、歴史上の人物名を商業利用する動きに歯止めをかける狙いで手続きしており、「目的は達せられた」と歓迎している。

 特許庁は山口市の申請に対し「歴史上の人物名を独占的に使用することは公共の利益に反する」と、却下の理由を説明。同庁は昨年10月、「歴史上の人物名」の商標出願取り扱いの判断基準を改定しており、各地で起きている同様のトラブルも解決しそうだ。

 中原中也は以前、山口県外の飲料製造会社が氏名を商標出願し、遺族の反対で却下されていた。このため、中也の出身地の山口市は昨年2月、同様の登録を未然に防ぐ目的で出願申請した。

 一方、萩市は08年2月、東京の貸金業者が同市出身の幕末の思想家・吉田松陰と、維新の志士・高杉晋作、桂小五郎の3件を商標登録したことに異議を申し立てていた。

 山口市は「市以外の出願も認められないなら、目的は果たせた」と受け入れる意向。また、萩市の野村興児市長は「市の主張が全面的に認められ、誠に喜ばしい」とコメントした。【中尾祐児】

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